ショートスタイルからキレイに伸ばしていくコツ
今回は、ショートスタイルから伸ばしていきたいというお客様です。
全体的に伸ばしたい時に「カットをしなければ伸びる」と思いがちですが、実はキレイに伸ばすにはカットをする事が非常に重要になります。
なぜ、伸ばしたいのにカットをするのか?
伸ばしていく為にカットが必要な理由は2つあります。
①毎日のお手入れがしやすい状態を維持する
②毛先がパサつくのを防ぐ
毎日のお手入れがしやすい状態を維持する
カットしてしばらく経つと、重さが出てきて毎日のドライヤーのも時間がかかる様になります。
「伸ばしているからガマン。。」
と思ってしまいがちですが、実は、定期的にカットする事でガマンせずに伸ばせる様になります。
伸ばしている途中では、長さに応じてバランスを変える事ができます。
ショートスタイルからだと、ショートボブ、ボブという風にトップの髪を伸ばしながら、バランスを整えます。
ボブから伸ばす場合も、今度は逆に少しずつ表面の髪をカットする事で肩を超えた時に余分な厚みが出にくくなります。
伸ばしていくにあたりカットしない部分を決めておけば、その他の部分を多少カットしても長さを維持する事ができるのです。
このように、スタイルを作りながら、重さを取りながら伸ばす事で、伸ばす途中の”ガマン”を減らすことができます。
毛先がパサつくのを防ぐ
髪の毛を顕微鏡で拡大すると、海苔巻きの様な構造になっています。
海苔の部分としてキューティクルがあり、その中にタンパク質が詰まっている構造です。
カットした毛先は、海苔巻きを切った状態と似ています。
切ったばかりの時は断面がキレイに整っていますが、時間が経つと中のご飯や具がこぼれていきます。
そして、徐々に海苔(キューティクル)だけが残り、残った海苔(キューティクル)が裂けて枝毛になります。
髪は10万本ありますので、しばらくカットしていないと10万本の毛先が開いてしまった状態になります。
パサついた感じになり、まとまりにくくなるのはこれが原因です。
伸ばしている途中でも定期的にカットする事で、開いてしまった毛先をキレイな断面に整える事ができます。
例えば、2ヶ月で2cm伸びた毛先を5mmカットするだけでも状態が変わります。
1.5cm分は伸びていることになり、これを繰り返すとキレイに伸ばす事ができます。
髪をキレイに伸ばすコツ
髪をキレイに伸ばすには、カラーなどの薬剤によるダメージを減らし「傷みにくい状態」を作る事がまず大切です。
そして、今回のように、キレイに伸ばせるベースとなる形を作っていく事も非常に重要です。
毎日のスタイリングがしにくかったり、時間がかかってストレスになると、挫折してしまう事が多くなります。
これは、伸ばしていく時だけでなく、長さを維持する時も同様です。
「キレイに伸ばしていきたい」
「キレイな状態で長さを維持していきたい」
そんな時にはぜひ今回のお話を参考にしてみてください。
キレイな髪を保つ事ができない場合、正しい方向性でヘアケアができていない事が原因である場合がほとんどです。
初めてご来店の際は、髪質や髪の状態を見させていただくのと同時に、これまでの施術内容や施術ペースなどを詳しく伺う時間を設けています。
まずは、今の状態からどこを改善する必要があるのか、実際に見させていただくのがベストです。
その上で、正しい施術を組み立てていくのが美髪への近道ですので、ぜひ一度ご相談ください。
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